ぱせりが書く『第三回北海道旅行記』
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2004.10.7-10.15
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10.7 新潟発フェリー
天気は晴れ。
船旅ということもあって晴れを願っていたら、祈りも届いて、静かな波の中出発です。
乗船手続きは９時半開始で、乗船は１１時。
ターミナルの中でもやることがないのに、乗ってしまったら、ますますやることがない。
小樽到着明朝４時･･･、暇の極致。
食べて映画観て風呂入って食べて本読んで寝る。
青森のあたりに近づくにつれ、徐々に揺れが増え、ちょっとツライ。そして眠れず。
下船準備の作業音が、カンカンと鳴り響き眠れず、２時半には起きました。
すっごく早起きです（笑）
10.8 小樽-帯広-阿寒
小樽港に着いても、あたりは真っ暗で、小樽駅始発まですることなし。
３人座れる椅子に横になって寝る私。
寝れないんだけどね。
ギリギリになってタクシーで小樽駅へ向かい、始発の札幌行きの電車に乗ります。
小樽から札幌に抜ける海岸線はすっごくきれいで、朝日を見ました。
この旅が楽しいものになりますように･･･。
札幌に着き、朝食は駅弁。
そこからまた特急電車（新婚旅行でも乗ったやつ）に乗って帯広まで出ます。
帯広で借りたレンタカーは、銀色のマーチ。
新型マーチなのに、ものすごい走っていて、メーターは１０万超えてました。あう。
まずは幸福駅から愛国駅へ（笑）
この旅も「鉄分」濃そうな旅になりそうな予感を感じながら、思わず切符も買っちゃったりして。
帯広で豚丼食べるつもりが、断念し
知人に勧められたスイートポテトも、ものすごい大きさで断念し
（一個１８０円かと思っていたら、１００グラム１８０円だったサ）
コンビニ弁当で阿寒湖までドライブー。
北海道の紅葉は、緑と赤と黄色がぽつぽつと混じり合ってます。
阿寒湖ではアイヌの里と言われる土産物屋を物色。
宿は観光地なだけあって、ビジネス系でもいいところでした。
夜も朝もご飯はうまかったし、温泉も入ったし満足！
10.9 阿寒-足寄-網走
阿寒湖から摩周湖方面に抜ける山道が、超ハードで
巻のシーサイドラインも苦手な私は、これを乗り越えるのが結構苦痛でした。うう。
途中、足寄の駅に寄り、松山千春（足寄出身）の足跡を見たり
旦那さんはここの鉄道が第３セクター運営なので、入ってくる電車待ち。
快速には999の絵が描いてあるとか、でも残念ながら来たのは普通列車でした。
そして、昼ご飯は網走手前の北浜駅。
駅にある喫茶店は古い電車の車内を思わせるような、いい雰囲気。
格子の窓から見えるオホーツク海は、曇りのせいで寂しそう。
実は台風が関東地方を直撃中。
午前中の飛行機で紋別まで来る予定の、旦那さんの友達が気がかりです。
網走といえば「網走刑務所」
中はものすごく広かったです。人形もやけにリアルで怖いし。
ガイドさんの後ろについて、説明を聞いたり、
映画の撮影で使われた新しい移築した建物を見たりで充実。
網走はものすごく寒かった。旦那さんはここから風邪をひいたんだな･･･。
夜はホテルのフロントのお姉さんの紹介で、地元の居酒屋さんへ。
ほっけがうまかったです。
10.10 網走-紋別
網走から紋別へ向かう途中、サロマ湖の岸に咲くというサンゴ草を見に寄る。
もうサンゴ草も終わりかけ、赤い花が黒く枯れ気味。
サロマ湖じゃなくて、もうちょっと先の湖で群生地を発見！こっちの方がキレイだ。
そして群生地の前には、ＳＬが保存されていた･･･。
３回目久しぶりの紋別の、どこが新しくなったとか、どの店がなくなったとか
詳しいことは分からないのだけど、４年間住んでいた旦那さんは興奮気味。
そりゃあ大学卒業ぶりに、サークルのみんなに会えるというのは嬉しいか。
みんなで宿泊のペンション着。
全員集合まで待って、みんなでお昼を食べに行く。総勢１３人だ。
それからガリンコ号２を見に行って、オホーツクタワー見学。
そしてメインイベント「番屋」（居酒屋）で食事。
このとき総勢１５人。
１８時半に店に入って、料理が出始めたのが２時間後（苦笑）
旦那さん達は真夜中にもう一度食い倒れに行ったらしいが、私は寝てました。
前回（第二回北海道旅行で）食べたザンギ定食（鶏の唐揚げ定食）の方がおいしかったなあ。
今回もまた胃が不調で、食べられなかった。
番屋でまともに食べられないのが悔しい(>_<)
10.11 紋別
ペンションで目覚めた朝、紋別は雨。
昨夜食べ過ぎで胃が痛くなった旦那さんは朝食抜きのため、私だけコンビニへ。
旅行の食事に飽き始め、野菜の煮物を求めておでんを買う。
１０時チェックアウトにあわせて、みなさんバラバラになりました。
そして見送るのは私達夫婦、だって今夜も紋別泊です。
旦那さんの大学時代の下宿に顔を見せに行き、「まだ小さいのいないのね」と言われたのも三度目・・・。
「ええ次回はぜひ」と言いながらも、いたら来れないじゃんと思う私（笑）
一時間ほどいたあとで、今度はお土産を送るべく、いろいろ見て回り
紋別の玩具屋さんをはしごして「天使のたまごっち」を発見！おおう懐かしいー。
ちょっと早くにホテルに着き、温泉に入る。そして昼寝してご飯。
紋別プリンスホテルは新婚旅行にも泊まったホテルで、
夕食のカニコースが思い出深く、今回もまたカニコース。
カニさし、カニしゃぶ、カニ入りの茶碗蒸し（これが一番！）、蒸しカニ、カニの天ぷら。
おいしかったけど、やっぱり野菜が食べたい今日この頃･･･。
10.12 紋別-札幌
朝から疲れているのか、体に力が入らない私。
しかも疲れすぎで、おなかが減っているのに食べられない。
そんなときは糖分です。
飴をなめ、栄養剤を飲み、運転しながら思い出の地に寄る旦那さんをそっちのけで
助手席でうなっていた私は、浮島峠（紋別-札幌中間点）を越える頃、ようやく動けるようになりました。
それでも高速に乗り、札幌つく頃には、またドッと疲れがでてしまい
サイファ仲間のＴＯＭさんから紹介されたお店に行くこともなく
ローソンでおでんを買って部屋で食べました。
せっかく夜のドライブのお誘いもあったのに、泣く泣く断り、旦那さんとともに早々と就寝。
ひさんな一日。
10.13 札幌発カシオペア
そして！とうとう旦那さんまで疲れ気味↓
１２時までチェックアウトをのばして、札幌徒歩観光にくりだす夫婦。疲れてたんじゃないんかい？
地下鉄に乗り中島公園へ。
ここに新潟の弥彦神社の分社があると知っていたので、寄ってみました。
「伊夜日子神社」となってますが、越後一宮弥彦神社と同じです。
ここでお参り。
それから中島公園の中の建物を見たり、そこから大通公園まで歩き、時計台に寄り
札幌駅まで帰ってきたのが１５時半。歩いた歩いた。
私のこの旅のメインはカシオペア！言わずと知れた豪華寝台列車なのです。
鉄分高め！
入線したらじっくり撮影大会と思っていたら、ギリギリまで入線しないことが分かってガッカリ。
でもいいもーん、新選組！デコの電車と写真撮ったから（笑）土方さんと一緒♪
カシオペアはすべてＡ寝台で、各部屋にトイレ付き、テレビ付き。
ベットも北斗星より広くて心地いい！
ちょっと早い夕ご飯を予約してしまったので、おなか空いていないのに和食懐石弁当。
ものすごくおいしいのに、みんな食べられないのが残念です(T_T)
レストランは二組しかいなかったな。
疲れたのでひと寝入りのあと、あ！進行方向が変わってるｗ
今度はバータイムのレストランにお茶しに行きました。
札幌発はそんなに混んでいないのね、今度は貸し切りです。
旦那さんはワインを頼んで夢見心地。
目が覚めたらもう本州です。
10.14 上野-有楽町-東大宮
カシオペアの最後の楽しみは朝食です！
スクランブルエッグ、ハム、ウインナー、ポテトで一皿。
パンが２種類。サラダ。ジュース、コーヒー、フルーツにヨーグルト。
盛りだくさん。
名残惜しみながらも９時半には上野に着いてしまいます。
あー、もう一回乗りたい。今度はぜひ上野発札幌行きで。
そしたら、その次にはトワイライト（大阪発札幌行き寝台列車）に乗らなくっちゃね。
上野に着きホッとしたのか、また疲れがでた私は、都会の人混みがツラクて
帝国劇場隣の出光美術館に入り、九谷焼の展示も見ずに、休憩室で休憩中。
ああ皇居の緑が目に優しい･･･。
１２時には帝国劇場入り、めちゃめちゃ不調な体調に堪えながら
せめて席にはいようと、気張って観た「ミス・サイゴン」もよく覚えていない始末・・・。
感想は演劇鑑賞録参照。
盛りだくさんの旅の最後なんて、そんなもんさ。
がんばって体力をふり絞り、東大宮の義理姉の家まで移動！
もう気力で動いています、私。
夜はぐっすりです。
10.15 東大宮-新潟
朝起きたら、隣で寝ていた旦那さんの風邪がうつったモヨウ。
そんなときは、ムリでも太陽の下に出て、体を動かした方がいいか！などと思い
近くのショッピングセンターに行きました。
姪っ子の姉の方は幼稚園に行ったので、下の子と義理姉と四人でお出かけ。
雑貨屋さん天国！ちょっとウキウキな気分。
こんなショッピングモールが新潟にもあったらいいのにナ。
だんだん調子にのって、帰る頃にはけっこういい調子。
１４時には幼稚園に姪っ子をお迎えに行って、１５時半にはさようならです。
あっという間の東大宮。
新幹線は混んでいて、空き席に離れて座り新潟まで。
義理母からの電話に、夕食をごちそうになりに行って、やっと自宅に帰りました。
あとは寝るだけー。
「体力つけないと」と思った旅行でした。
後日談：夫婦で風邪ひいて16.17日と寝て過ごし、旦那さんは17日夜から熱出しました(>_<)
続・後日談：旦那さんは入院しました(T_T)
