ぱせりが書く『第四回北海道旅行記』

2010.7.23-7.26


事前準備   
7.23 新津-
7.24 -札幌-小樽
7.25 小樽-
7.26 -新潟

事前準備

義理母から依頼があって、今回の旅行手続きをすることになった我ら夫婦。
姪っ子ズは、体操クラブの大会で釧路へ。
それに便乗して「旭山動物園に連れて行きたい!」「フェリーの旅を体験させたい!」という義理母の願い。
でも、どう考えても、ない頭ひねっても、すべてを満たすのは無理なのです。

条件:
1,体操の大会は釧路で、7月23(金)〜25日(日)。解散時間が分からない。
2,姪っ子ズの体操クラブのお休みは1日だけで、27日が練習日。それまでに埼玉に帰る。
3,釧路から旭山動物園まで、公共交通機関利用はできない。
  レンタカー利用で旭川まで6時間半ほど。旭川駅前から動物園まで、バスで40分。わはは。
4,釧路から札幌までは、特急で3時間半ほど。
  札幌から旭川まで、特急で1時間半。ちなみに小樽へは快速で30分。
5,新潟行きの船は、火〜土は朝便、日曜は夜便のみで、月曜運休。
6,釧路からの飛行機は、羽田行き(5便片道41200円)と新千歳行き(6便片道21900円)がある。
  新千歳発羽田行きは35700円。もちろん正規価格大人料金片道。
7,姪っ子ズ家族、義理親夫婦、我が家、各自、土曜には釧路現地集合。

義理母のふたつの願いを満たすのは無理〜!
北海道旅行は、時間の余裕がないとできませんて!

レンタカー借りて動物園に行って、新千歳から飛行機で羽田に向かうか。
それとも、小樽まで向かって、若干小樽観光のあと、フェリーの旅だけ楽しむか。
結局、姪っ子ズの希望を聞くことになり、船に決定しました。
義理母としては、動物園に連れて行きたいところ、なんだかちょっとがっかりした様子。
小さい子はきっと、ライオンのいない上野動物園も、東武動物園も、話題の旭山動物園も、
みんな同じだと思っているのに違いない・・・。大人心、子不知。

「もし体操やめたら、みんなでゆっくり北海道旅行してはどうですか?」と私が言ったら、
「今、家族みんなで旅行して、思い出を作ってあげたいのよ」と義理母談。
まあ、義理母スポンサーなので、なんにも言い返せず・・・。

しかーし、これが、旅行会社の窓口泣かせで、打ち合わせに行くたびに1時間超える・・・。
埼玉組、姪っ子お姉ちゃんは選手なので先発、ママと妹ちゃんで22日夜羽田発釧路。
義理親組、22日昼羽田発釧路。
我が家、24日昼羽田発釧路。
これが第1案。

うーんと。そーすると、我が家は移動だけ。釧路に夕方着いて、泊まって、朝また折り返し。
なにしに北海道行くんだか・・・。

悔しくなったので、
「新潟から新幹線、羽田から飛行機で釧路」の交通費(5万円位)と、
「新津から寝台特急、札幌から特急で釧路」の交通費(半分くらい)でもいいんじゃないの?と考え、
だんながスポンサーに、第一希望寝台特急で、第2案を提示しました。
移動旅行なら、せめて一つくらい希望をいれてもいいよね。

あとは、プレミアムチケットである、寝台特急「トワイライトエクスプレス」のチケットが取れるかどうかが問題!

でもそのあとに、移動旅行がむなしくなって「我が家だけ小樽待ち合わせでもいい?」と打診して、第3案。

結局、寝台特急のチケットが取れて、第3案が承認され、晴れて北海道旅行となったわけです。
ああ、ここまで1ヶ月!長かった〜。

7.23 新津-

だんなは仕事が終わってから、長岡駅からの乗車、私は新津駅からの乗車予定。
最寄りの駅に着くなり、新津駅までの切符を買おうとしたら券売機が故障!
しかもホームアナウンスで、新潟駅からの電車が遅れてるとか!
えーいきなりトラブルだし!間に合うの??
だんなに連絡取りながら、それでもすぐ来た電車に乗って、なんとか乗車駅着。
トワイライト入線!間に合いました・・・。よかった。

本当は、ディナーを予約して食堂車で楽しみたいところだったんだけど、
乗車時間と夕食時間とがあわなくて、お弁当の持ち込みでした。
それでも部屋やら、サロンカーやら、いろいろ楽しんだよ!冷房効き過ぎで寒かったけど!!

これで新婚旅行は北斗星、3回目の北海道旅行ではカシオペアと、北海道行き寝台特急を制覇です!
いや、だんなに言わせると、始発からじゃないから乗った数に入らないらしいんですけど(爆
北斗星の頃は、私の鉄分も低かったけど、結婚して11年も経って徐々にあがってきたなあ。

7.24 -札幌-小樽



朝食は食堂車、私は和食で、だんなは洋食を選びました。食後のコーヒーが美味しかった!
あの食器だからいいんだろうなあ、なーんて、お土産にコーヒーカップのセットを買っちゃいましたけどね。
トワイライトのHPからでも買えちゃいますので、興味ある方はどうぞ。
新津からの乗車じゃ、あっという間で札幌だもん。残念。
札幌駅、電車の脇で記念撮影をしてお別れです。今度は絶対始発から乗るぞ!

さて札幌は、新潟よりは気温が低くて、でも雨なので湿気がある。梅雨のようです。
ちょっと服が欲しいと、ライトオンへ。北海道来てまで、ライトオンだよ(笑)
最近ユニクロより、ライトオンが気になり始めた私です。

今回はぜひジンギスカンを!と、バスに乗って、サッポロビール園に向かいます。
4回目北海道旅行して、なんと初のジンギスカンですよ。

 

真剣!

食後は、博物館でビールができるまでの行程ジオラマを見学です。ジオラマがかわいかった〜。
ここは、懐かしのCM流れていたり、ポスターあったり、歴代の瓶や缶が並んでいたり、少量のビールを飲み比べできたり、
なかなか楽しいところでしたよ。入館無料だし(笑)おすすめです。
そんな園内で、SLの静態保存を見つける私・・・。けっこう行った先で、SLに巡り会います。

あちこち歩いて、札幌駅まで戻り、今度は宿泊地の小樽まで移動!
なんか電車の中に、浴衣姿の人が多いなあと思ったら、おたる祭り中日でした。あああ。
メインストリートは、踊りの行列、屋台、そして夜遅くまで大騒ぎで、おちつかない。
せめて花火が上がればいいものを、中日だけ、花火お休みでした。3日間の祭りということは、けっこう大きい祭りなのね・・・。

夕食は、「小樽日本橋」というお寿司屋で、お寿司食べました。来店3回目〜。
でもちょっと疲れきってて、食が進まなかったな。残念。


7.25 小樽-

翌日、まずは小樽市総合博物館本館へ。前来たときと名前が違いますが、2回目です。
えっと、電車がいっぱい見られます、ほぼ鉄道資料館です。

  

中にも外にも静態保存の展示車両がいっぱいですが、動態保存のSLにも乗れます。
博物館の前に、電車を改造したイタリアンレストランがありまして、そこで食事しても、また入場可能です。
素敵です。電車好きなら1日いられます(笑)
旅疲れの嫁をよそに、だんな一人で楽しんでいました・・・。まあでも、私も楽しかったですけどw

さて、夕方のフェリー出発の前に、オルゴール堂へ移動。
上の階にアンティーク品など、たくさん展示してありまして、そこでスイス製リュージュ社のオルゴールを探しました。
実は新婚旅行で、一番安いオルゴールを購入してまして、当時34弁のアクリルケース製が15000円でした。
見つけたカノンを試聴です、涙が出そうなくらいいい音色です。
が!!この10年で、ものすごく値上がりしたようで、
あの頃、「次に来たときはコレ買おうね」なんて言っていた、72弁の木製ケースが97000円だったのに、
ほぼ1.5倍になってました!10万ならがんばったのに、15万はちょっと買えない・・・。
泣く泣く諦めるのであります。よよよ。

後ろ髪ひかれるまま、日本海フェリーにて乗船手続きをし、義理親、姪っ子一家とはれて合流となりました。
さようなら小樽、さようなら北海道。また会う日まで。

 

7.26 -新潟

さて楽しい観光付きの家族大旅行はできなかったんですが、昨夜小樽で待ち合わせて、船上での旅を楽しみました。
なんてったって、特等船室ですよ!すげー!スポンサーがいなければ決して体験できなかった特等!
これも予約するとき、大変苦労しました。問題は義理親2人、義理姉+子供2人、我が家2人の部屋割りです。
特等は窓から外が見えますが、1等は窓がありません。
乗るのは夜で、あとは寝るだけ、ちょっと甲板にでたら、辺りは全部海なのに、特等の必要はあるのか?
しかもいい部屋希望の義理母だったので、2等は却下でした。2等の方が楽しいと思うんですけど、揺れも安定しているし・・・。
洋室の定員は2名まで、和室だと3名定員、ってことは必然的に和室。
というわけで、特等和室です。お布団で寝れます。しかもバストイレ付きです。テレビもありました。ホテルのようです。
だって高いもーん、1名2万円だもーん。
移動費に一番金がかかる旅です。メインは移動だからいいのか。<開き直り。

家族で飲み会とかあると思ったら、みんなでレストランで夕食後、お風呂入って、寝ちゃいました。
疲れてたんですねー。
船上では、食っちゃ寝、そして大浴場に朝も入る。見たい映画は、食事時と重なり見られませんでした。
船での食事は高いのですが、3食もレストランで食べました。夕方便に乗ると、夜朝昼と3食必要なんですね。
今までは昼前便しか乗ったことなかったから、早朝着くので、昼夜と2食でよかったのです。
もし3食食べるとしたら、1食は持ち込みの方がいいかもしれません。売店で、カップ麺とかも売ってますけどね。
そんな風に時間を過ごしたらあっという間で、新潟へ。
北海道のすがすがしい空気から、海上を移動して、やがて重く暑い空気になってきたとき、
ああ、もう新潟なんだなって思いました。気温差と、湿度差がはっきり分かりますよ。



今度、北海道に行くときは、やっぱりゆっくりじっくり旅をしたいかな。

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