展示会余話

２００１年

好の会
二人展
早苗月の会
花残月の会
初花月展
新玉の会

好の会　2001.11.9～12

人間国宝「芹澤銈介」先生の芸術作品の鑑賞会でした。
基本的に型絵染めは好きなので、作品を見られて嬉しかった♪紅型も好きだからね～。
つい先日外国での個展が終わったばかりだとかで、パンフレットも見せてもらいました。
日本ではやらないのかしら？残念だわ。
でも一緒に見た旦那さんに言わせると「ヨーロッパ人好みの色調だね」だそうで
なんとなく分かる気もするのです。
併催は「男の着物」、実はこっちが私にとってメインだったりして。
小物を欲しがっていた旦那さんのために、羽織紐を物色
そして買っちゃいました～。あれ～。
この新調した羽織紐、デビューはいつでしょうか。

お洒落の会　2001.10.12～15

平成加賀友禅展覧　2001.9.14～24

茶の湯のきもの展　2001.7.20～23

二人展　2001.6.15～18

若旦那さんが出張だったので、ちょっと寂しかったかな？
今回は作家さんの二人展でした。でも他の作家さんの作品もあったな。
基本的には単や夏物があったのですが、袷のものもありました
びっくりしたのは山形の紅花染めが、赤に限らないんだと新発見。
紅花をもとに染料を混ぜているらしいのですが、緑あり紺あり、多種でした。
私も一緒に行った実家の母も、店員さんやお客さんの着物姿のほうばかり見て、
いやこれが勉強になるんですよ～（笑）
私は単がないのでこの季節着物は着られませんが、母のをもらいました。
いやーん持ってたんじゃん、しかも２枚も。
母は自分のものをこれから着るわと言って、着ない方を譲り受けました。
これがピンク系のぼかしなのさ。しかも手が短い…。直さないと着られないじゃないか！
ということで、結局単の時期は、着物なしなのです。
早く盛夏の季節にならないかな。でも盛夏は盛夏で暑いんだけど…。
６／２５発売のｋｏｍａｃｈｉ（新潟県限定女性向け情報誌）に呉服屋さん主催
浴衣パーティの広告が載ります！今年も参加です。
気になる人は見てくださいね。

早苗月の会　2001.5.11～14

展示されていたものと言えば、浴衣、木綿、夏帯、無双、単衣
明石縮、小千谷縮、宮古上布、越後上布、夏塩沢、夏結城えとせとら。
なんだかいつもより数が多くて、反物状態で２段も３段もあるので、
探すのが大変です（笑）
そんな数の展示会なのに、着物を放って置いて、
お店に着くなり焼きそばや焼きトウモロコシを食べ始める私達。
実は１２日「古町どんどん」という商店街のお祭りで、夫婦揃って着物を着ていきました。
私は村山大島に、あつらえたばかりのお洒落袋帯。
旦那さんはこれまた初卸の紺に茶の縞のお召しの着流し。
お祭り気分でごちそうになったあと、お祭りの方に飛び出してしまいました。
若旦那さんごめんなさい。
そして三越、世界のオルゴール展演奏会にうっとり…。あ、１３日もやってます。
（あー旦那さんにオルゴールのこと書くなって言われちゃった～
書いちゃったあとだった～）
帰ってきて、今度は越後上布の実演中の先生に、着物を作る過程の説明を受けました。
麻の糸作って、枷に巻いて、絣を糸で縛って、染めて、織って、
糊落として、雪でさらして… 高いわけです。この説明が聞けるのも１３日まで。
そうしてお祭りの手伝いをしていた若旦那さんと入れ違えに帰りました。
長い一日だった。

あれ？展示会の印象が薄い？

花残月の会　2001.4.13～16

以前から誘っていた、もと会社の先輩と一緒に出かけました。
今回は単衣物（ひとえもの）の展示会です。
単衣というのは裏が薄く６月９月に着るのに適した着物です。その２ヶ月しか着ません。
だから単衣持ってる人はすごいなーとも思う。
あれ？浴衣も２ヶ月しか着れないじゃん（笑）
それから無双（むそう）という着物もありました。表面が目の粗い繊維のような布で
下の絵が描いてあるものが透けて、涼やかな感じが出る着物です。
なかなか売ってるところも見ませんが、着ている人も見ません。訪問着だし、なおさらかな？
今回はお勉強してきました。
夏の着物で「絽」と「紗」があるのですが、私には区別がつかなかったので聞きました。
先輩に「字の通りだよ」なんてあっさり言われてしまいましたが
普通の織物の、横に薄い部分がある（糸が少ない部分）横絽、逆の縦絽。
絽は「糸が四角くなっている」んだそうで、紗はそれより「糸が少ない」ものだそうです。
次回は盛夏物の展示会なので、実物見て勉強するぞ！
あ。
夏結城もあるそうなので、目の保養に立ち寄ってみては？

初花月展　2001.2.16～19

結局新春のパーティには行けず、申し訳なかったです若旦那様。
さて今回の展示会は訪問着や付下げが主なもの。いわゆる礼装です。
私はどうも礼装に興味がわかないのか、今回はなんだか手の届かない作品ばかりで
目の保養をしてきたしだいです。
私がそれでも気になったのは木原明先生の作品。
絞りを使った水彩画風の絵で日本画の東山さんの絵に似ているかんじです。
作家さんの作品はもうこだわりのいきで、何枚も着物を持っているかたが買うような
そんな高価なものです。コレクションと言ってもいいかも…。
礼装もあったほうがいいのでしょうが、作るのはいつのことでしょうか。

新玉の会　2001.1.6～9

年に何回か「川島織物」さんの展示会があります。
そこには正倉院から出た昔の布地と、それを元に作られた織物の数々。
ＮＨＫとの関連で作った卑弥呼の時代の、想像復元された織物などがありました。
模様は大陸で誕生し、日本に渡り改良され、日本独自への模様として発展する。
世界がつながっているということを、あらためて思った一日です。
それと同時に、日本古来の模様ではなかったことも判明。
着物だって模様だって発祥の地はあるということですね。
実母と「ぜひ京都に行った際には川島さんの博物館を見学したいです」なんて言ったら、
「連絡くれれば私がご案内しますよ」と言ってくれました。ありがたや。
展示会でよく一緒になるかたともいろいろお話しでき、
今回は豪華な袋帯の他に、お洒落帯と呼ばれる比較的お手頃な帯もあったので、うっとり。
なかなか楽しい展示会でした。
帯の展示会はコーディネートが勉強できるから楽しいんですね。

着物パーティの参加、誘われましたがどうしようかと迷ってる最中です。