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小説

チグリスとユーフラテス
星虫
メルサスの少年
少女パレアナ

チグリスとユーフラテス 新井素子/作

地球からの移民で惑星ナインは栄え、そして終末を迎えていた。
最後の子供ルナを残し、人間は誰も残っていない。
ルナは寂しさからか復讐からか コールドスリープで眠ったままの人達を起こし始めた。
ルナのママの友人マリアは繁殖に執着する。
ダイアナは生存、朋美は芸術。
最後に起こすのはナインの女神レイディ・アカリ。
彼らから学んだルナの出す答えは?

久しぶりに新井素子の本を読みました。学生時代に「ひとめあなたに」を読んで以来かも。
本屋さんで文庫になったこの本を見つけ、買うくらいなら借りて読もう!と思って。
でも久しぶりすぎて読みにくいったらありゃしない。苦労しました。
それでも。
なんだか妊娠だの出産だの不妊だの人工受胎だの、子供に執着した作品、
なかなか今の心情とだぶる部分もあって、面白かったです。
不妊の人が読むと辛いかも。新井素子も子持たずだけど(笑)
2002.6.4
「星虫」 岩本隆雄/作

子供の頃に見た夢の実現に向け、毎日パイロット宇宙飛行士のトレーニングをする友美。
夢を馬鹿にされた学校では優等生を装い自分の夢を隠して過ごしていた。
そんなある日、夜のトレーニングの最中、流星群が発生。
その星のひとつが友美の手の中に落ちてくる

 第1回ファンタジーノベル大賞最終選考候補作品
 彼の本はこの本と続編の「イーシャの船」が発売された。
 その後、本は絶版、著者も執筆活動をふっつりと消していたが 新たに修正して再刊行された。
 なんだかちょっとうれしい私。
 「夢は見るものじゃない。叶えるものなんだって」この言葉がなにより好き。
 SF?(ソノラマだし)に興味がおありの方は、ぜひぜひ読んでください。
 2000.7.16

 鵺姫真話 / イーシャの舟
 続編があります。
 時間軸からいうと、イーシャの舟→鵺姫真話→星虫です。たしか。
「メルサスの少年」 管浩江/作

動物と融合した体を持つ遊女たち そして一人の少年
遊郭にやってきた一人の少女と鉱石の秘密の話。

 泣いた!久しぶりに泣いた作品の一つ!どこでって、いや主人公の養母が死ぬシーンなんだけど、
 あんまり本見て泣くってことなかったもので・・・。つい選んでしまった。
 SFジュブナイルってこういうの言うのかな?
「少女パレアナ」 エレナ・ポーター/作

「よかった探し」をゲームする、明るく前向きな少女に
町の人たちが影響され、みんながゲームを始める話。
アニメ世界名作劇場「ポリアンナ物語」の原作。

 落ち込んだときに是非読んでみてください!赤毛のアン風だけど読めば明日が変わる本!
 こんな風にものの見方を変えることができたら、すごいと思うぞ!
 なに?月曜日が週はじめで嫌い?大丈夫次の月曜日まで、まだ6日もあるじゃない!って調子。