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児童文学 2の扉

ダレンシャンY ダレンシャン/作
ダレンシャンT〜X ダレンシャン/作
ハリーポッターと炎のゴブレット(上)(下)J.K.ローリング/作
虚空の旅人 上橋菜穂子/作
天地のはざま たつみや章/作
ネシャン・サーガTヨナタンと伝説の杖/ネシャン・サーガU第七代裁き司の謎 ラルフ・イーザウ/作

ダレンシャン ダレンシャン/作
Yバンパイアの運命


バンパイアと対立するバンパニーズ。
彼らに大王が誕生したときに戦いは起きる。そんな予言が現実になろうとしていた。
バンパイアマウンテンで出会った友人が、山にバンパニーズを引き入れる裏切り者になった今、
バンパイアの試練を失敗して死刑が決まった怖さに、山から逃げたダレンは、
その事実をどう告げるのか!

第一部完結ってところなんでしょうが、バンパニーズ大王の正体も薄々感づいちゃったし
ココに書くまでもないかなーと思ったけど、
年が変わって新しい本が紹介されていないのも寂しいので書いてしまいました。
早く「神の守り人」出ないかなー
2003.1.15
ダレンシャン ダレンシャン/作
T奇妙なサーカス
U若きバンパイア
Vバンパイア・クリスマス
Wバンパイア・マウンテン
Xバンパイアの試練


奇妙なサーカスを見に行ったダレンと友人は、バンパイアに出会ってしまった。
そしてある事件がきっかけで、ダレンは半バンパイアになってしまう。
人間の自分に別れを告げ、家族とも別れ、
バンパイアのクレプスリーとダレンとの旅が始まる。

サブタイトルも書こうと思ったら、この本にはシリーズの宣伝がどこにも載っていなかった。
現段階で1から6巻まで出ていますが、5巻まで読みました。
小学生向けの本ですが、あんまりおもしろくないと言いつつ
一気に5巻まで読む私っていったい・・・。
暇な人にお勧めします。
2002.11.26
ハリーポッターと炎のゴブレット(上)(下) J.K.ローリング/作

ハリーは4年生になった 夏休みの終わりにクィディッチのワールドカップに出かけ、
そこで「例のあの人」の闇の印に遭遇。
ホグワーツでは他校の生徒が集い、3大魔法学校対抗試合が行われる。
代表選手は各校一人で三人のはずだが、炎のゴブレットが選び出したのは、
クラム、フラー、セドリック、そしてハリー。
「4人目」の代表選手として事件に巻き込まれていく。
そして驚愕のクライマックス!

1・2巻の印象は強いのに、3巻の印象がなかった私は、ものすごい伏線の数に泣きました。
もう一度シリーズを読み直してから、4巻を読むのをおすすめします。
そして、4巻ラスト。
びっくりしました、終わってしまうかと思いました。
全体として、訳者が小説に慣れてないのか、それとも作者が物書きとして未熟なのか、
読みにくくはありますが、だんだん本としてのおもしろさがでてきていると思います。
考えをあらためなければ・・・。
世界中がおもしろいと思っているそのことは事実。だから疑わずに一読してみてください。
そして私とハリーの世界のお話ししましょう
2002.11.1
虚空の旅人 上橋菜穂子/作

新ヨゴ皇国の皇太子チャグムは、
隣国サンガル王国の<新王即位ノ儀>に招待され国を訪れていた。
しかし時同じくして、同国のある島に<ナユーグル・ライタの目>が現れた。
もうひとつの世界ナユグの海に捕らわれた少女エーシャナ。
エーシャナは<ナユーグル・ライタの目>として宮殿に招待される。
その魂はナユグの海の底にいるエーシャナ、
海の底でエーシャナの魂を見つけたスリナァ、
エーシャナとスリナァの幼なじみでありサンガル王国の第2王子タルサン。
タルサンがはめられた陰謀の罠。
チャグムはどうかかわっていくのか?

でました!
「精霊の守り人」「闇の守り人」「夢の守り人」の守り人シリーズ新作!
でも女用心棒バルサの話ではなく、皇太子チャグムの話でした。
(旅人シリーズ=チャグム主人公らしい)
作風衰えず。3作目よりはおもしろかったかな(笑)
3月2日に作者の講演会が新潟であるので聴きに行きます!
もーすごく楽しみ〜♪
誰かこの楽しさを分かち合ってくれる人はいないんだろうか。
誰か読んで。しくり。
(今度はネシャン・サーガV読むのさ)
2002.1.29

後日談:講演会は行けませんでした。残念。

天地のはざま たつみや章/作

すべての自然には神が宿り、人々はその恵みによって生かされている、
そんな太古の昔の物語。
月神の統べる森のある村に「月神の地上の息子」と呼ばれた男がいた。
彼と若きムラの長はある国とのいざこざの中、1人の少年と出会う。
彼は「かがやく尾を持つ星の息子」ポシュマ、
とある国の運命の子ワカヒコとポシュマが出逢い、
運命の子らをのせて時の輪が回り始める。

卑弥呼の時代の世界観に似た、古事記や日本書紀の神々を題材にした和製ファンタジーです。
実はこの話は3作目で、
前作には「月神の統べる森で」「地の掟 月のまなざし」があり
物語の中は主人公達が出会ってから、およそ3年の月日がたっています。
1作目は運命の子らの出逢い。2作目ではそれぞれの国での運命の子らの行く末。
そして3作目で再びの別れがありました。これ以上言うとネタばれ(笑)
神と人との交流、神に捧げるけずり花と祈りの言葉。
なんだ日本にもこんなファンタジーがあったんだ、でもそれは本当のことなんじゃないか?とか
いろいろ不思議な感覚になる物語です。お薦め♪
4作目でこのシリーズは終わるらしいですが、3作目が春出たばかりなので来年かな〜?
ちなみに「月神が統べる森で」は1999年度野間児童文学賞を受賞。
以前の「精霊の守り人」も野間児童文学新人賞を受賞だったな…。
挿し絵は東逸子さん(好き〜♪)です。
2001.8.17

ネシャン・サーガTヨナタンと伝説の杖/ネシャン・サーガU第七代裁き司の謎 ラルフ・イーザウ/作

現実の世界ジョナサンは不自由な車椅子の生活。
そんなジョナサンが夢に見るのは、ある世界「ネシャン」の健康な少年ヨナタン。
ヨナタンは世界を救う「裁き司」の印「ハシェベト」という名の杖を手にした。
彼は杖を「裁き司」のもとに運ぶべく旅を始める。
行く手には彼を阻む闇の影。
そんな夢を、いつの間にか現実のように思い始めるジョナサン。
夢と現実が交互に織りなすファンタジー。はたして2人の関係は?

1巻は正直読みにくかったです。「はてしない物語」のように色分けされていたら、
ジョナサンとヨナタンの世界の話を上手く理解することができただろうに(笑)そんなわけにもいかず。
2巻が出たから読んでみようかという軽い気持ちで読み始めたら
実は2巻の方が本領発揮で、物語に引き込まれてしまいました。
物語は3部作。1巻は導入、2巻はだいぶ話のめどがついています。
3巻で最終決戦てところでしょうか(ネタばれか?)
ハリーのように1年に1冊ってわけでもなさそうです。
3巻も翻訳が終わっているというので、半年くらい後には刊行されるのではないでしょうか。
その間にもう1回読みなおしてもいいな…。
お薦めです。ハリーの4巻を待つ間に読んでみてもいいと思うな。
2001.8.11