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児童文学 4の扉

イサナと不知火のきみ たつみや章/作
ハリーポッターと謎のプリンス(上)(下)J.K.ローリング/作
リューンノールの庭 松本祐子/作
蒼路の旅人 上橋菜穂子/作
ハリーポッターと不死鳥の騎士団(上)(下)J.K.ローリング/作
精霊の木 上橋菜穂子/作 

イサナと不知火のきみ たつみや章/作

霊力を持つ海の民、巫女の妹イサナは、船になるための木を探していた。
呼び声に応えてくれた木を探しあてると、
その木の中には龍がいた。
龍を自分の身を拠り代に助けたのだが、
龍は不知火の海を支配する龍族の生き残りだった。
そして陰謀に巻き込まれていくイサナ。

たつみや先生の新シリーズです!
図書館に返す都合で、一日で読みました、ちょっと集中しすぎてしんどかったな。
なんかくらべてしまいますねー、ハリーと(笑)
でもちょっと時間経過とかがわかりにくかったので、
想像するのが大変でした。急いだからだな。
早く続きが読みたいものです。
2006.7.20
  ハリーポッターと謎のプリンス(上)(下)J.K.ローリング/作

ハリーは6年生になった。
シリウスが死んだことが、ハリーの心の傷になる。
死食い人たちの活動も活発になり、多くの魔法使いが危機感を抱いていた。
そんななか校長先生からの個人授業を受けるハリー。
たくさんの記憶からヴォルデモートの過去を知る。
そして知る事実。
ヴォルデモートの命はたくさんの場所に分けられている!

やっぱりこの翻訳者、気に入りません。
何作も前から言ってることなんですが(調べたら一作目から言ってたw)
物語を表現するには、あまりにも翻訳者の力が足りない気がして。
いや、私の読解力が足りないからかもしれないんだけど、
誰がどこで、どんな風にその言葉を話しているのか、いつなのか、 どんな状態なのか、
想像することが難しいのです。
本気で、次回は自分で原書を買い、翻訳しようと思ってしまいました。
それとも原作者が問題なのか?
物語の芯は面白いので、表だけをさらーっと読んだかんじです。
そのおかげで前回の話のなんたるかを、覚えておらず四苦八苦。
あんた誰?状態です。
この次読むときは一作目から読み直すかな・・・。
ハリーはまだ私の感心の中にあるらしい。
困ったなあ。 ここまできたら最終話もお付き合いしないとダメみたい。
2006.7.9
リューンノールの庭 松本祐子/作

未散(みちる)は本の好きな中学生。
大好きな作家が、自分の叔母さんだと知ってびっくり。
そして、夏休みにおいでと招待状が届く。
「これから修行よ!」
黒い長い髪に、黒い服のきれいな叔母さんは、
本当は魔女なのだろうか?

題名にひかれて借りて読みましたが、
なんとなくいろんな作品の寄せ集めの雰囲気があります・・・。
「西の魔女が死んだ」にも似てます。
英米児童文学の講義を担当している児童学科助教授なら
分からなくもないかなー。

続編「ブルーローズの謎

2006.7.2
蒼路の旅人 上橋菜穂子/作

新ヨゴ皇国の皇太子チャグムは父である帝に疎まれていた。
タルシュ帝国の侵略を受けたサンガル王国からの便り。
それが発端で、チャグムは罠と知りながら祖父と船でサンガル王国に向かうことになる。
「父はこの旅で自分を殺そうとしている」
そんな中で、自分が生きのびること、
タルシュ帝国の侵略が迫っている自分の国を守ることができるのか。

でました!旅人シリーズ新作!
あまり時間が経ったので、前の話(虚空の旅人)がどんなだったか忘れてしまったよ・・・。
物語が大きすぎて、あーこれは続くなって途中で思ってしまった。
最後まで読んだら、やっぱり続きました。
ガンバレチャグム。
君は何年海を泳ぐことになるのだろうか(笑)
2005.6.9
ハリーポッターと不死鳥の騎士団(上)(下)J.K.ローリング/作

ハリーは5年生になった。
例のあの人が復活した事実に恐怖を覚えながら、
しかしそんな真実は世間には伝わっておらず、 1人でイライラを募らせるハリー。
「誰も僕の言うことを信じてくれない 僕のことなんてどうでもいいんだ」
そんなハリーを救いに走ったのは、
シリウスだった。

書こうか書くまいか悩んだものの、以前感想を書いたのは2年も前だし
まあいいかー気分でここに名前を連ねるこの作品。
ええ実は長い割には「オモシロクナカッタ」です。
なんていうか作者と訳者の進歩のなさが往々にして見え隠れし
なんとも読みづらい作品でありました。うーん、期待した私が馬鹿だったのか。
今回の話はクライマックスに向けてのつなぎという印象が濃いです。
それに前作を上回るページ数が必要だったとは、どうも思えないんだけど・・・。
まあとにかく、ハリーの同級生にも不死鳥の騎士団ができたということかな?
次回作は読むか?でもスネイプ先生が好きだし、読むかも・・・。
2004.12.15
精霊の木 上橋菜穂子/作

環境破壊で人類は様々な惑星に移住した。
シンとリシアの住む惑星ナイラ星には、先住民族ロシュナールが住んでいて、
しかしその民族は滅びたと伝えられていた。
ある日、ナイラ星に異変が起こる。
そしてリシアも夢を見る。
それは母の幼少の頃の現実、母の母、そしてそのまた前の母。
母達の夢を見、すべてを伝える者
「ロシュナールの<時の夢見師>」にリシアは選ばれたのだ。

上橋さんのデビュー作らしいですが、守り人の物語の原石が
詰まりに詰まったかんじのお話でした。
戦争のせいで歴史をねじ曲げられ、子供達に正しい歴史が伝わらない。
人類の、生物の優劣とは、誰かが決められるものなのか。
今の子供達に、ぜひ読んで欲しい物語でした。
2004.10.21